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うっかり王との奈良旅行


前回、奈良についていろいろ書いていると、昨年の3月に姉と行った奈良旅行を思い出しました。 奈良つながりということで、今回はうっかり王との旅行について書いてみたいと思います。うっかり王がいるところ、常に笑いありです。

ご存知のように二人の旅行はいつもハイテンション。この日も早朝から精力的に活動し午前中に東大寺と法隆寺を見学。ハイシーズンではなかったので、修学旅行生などに邪魔されずに自分たちのペースで観光できました。お寺巡りも今回の旅行の目的ですが、メインイベントは午後からのサイクリング。法隆寺で自転車を借り、大和郡山を通ってゴールの薬師寺へ。

なぜ大和郡山へ?目的はこの写真の金魚さんたちを見るためです。たまたま見たNHKのニュース番組で、国内で有数の金魚の産地である大和郡山を紹介したいたのです。町に金魚が泳ぐユニークなオブジェがあることを知って、「是非見てみたい」、「じゃあ、行ってみよう!」ということになってサイクリングの道順に大和郡山市を組み込み、自転車の返却時間との闘いのなか、びゅんびゅんと自転車をこいだのです。因みにギアなし自転車でした。

やっと見つけた金魚の電話ボックス。驚きの一言。興奮のあまり、金魚ボックスを見に来ていた子供たちをかき分け、「テレビで見たやつだよ~。ねえねえ、写真、写真撮って。金魚写ってる?」と騒ぎまくり、カシャカシャ写真を撮りまくり、「おっと、時間がない。次の金魚オブジェを見に行かねば。」と疾風のように去っていったのでした。大和郡山市にはこの金魚ボックスのほかに、金魚自販機や、金魚自動改札機などがありました。残念なことに福島県在住の現代美術作家、山本伸樹さんに著作権侵害と訴えられ撤去されることになったそうです。とっても面白いオブジェだったのに…詳しい経緯はこちらから。ハッスルするおばさんたちを呆然と見つめる子供たちを置いて、我々はいざ薬師寺へ!

国宝の薬師三尊像のご利益を賜ろうと金堂でお祈りをし、いろいろ回っていると、仏陀の足の裏の形を石の上に刻んだもの「仏足石(国宝)」に目が留まりました。中国語と日本語の説明文があり、私が日本文の説明を読んでいるとうっかり王はどうやらその隣にある中国語の説明文をじっくり読んでいる様子。

号泣王:(からかい気味に)中国語分かるの?

うっかり王:(真面目に)えっ?分からないよ。

号泣王:ずっと読んでなかった?

うっかり王:ああ、中国語だった。分からないわけだよね~。またやっちゃった。てへ。

さすがです。国宝を目の前にしながらもご自慢の「うっかり」をやらかせるとは!いやはや超人だ。

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