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Etsyデビュー


Toison d'Orは今まで当サイトとCreemaで販売しておりましたが、今年に入ってからソックヤーンを中心に扱っていらっしゃるオンラインショップSOCKMANIAで売ってもらえることになりました。交渉(それほど大げさなものではありませんが、私の中では大交渉でありました)で右往左往し、相手の方からメールが届くたびに文字通り、テーブルの周りを犬のように何周も回ってしまいました。しかも、日本への一時帰国の日が迫っていたこともあり、焦りも加わって手落ちだらけの対応でした。でも、苦労した甲斐があって、結構売れたようです。まだ6玉残っています。興味ある方は是非!

SOCKMANIAの企画、「Toison d'Orの毛糸を使ってみよう!モニター募集」に参加して下さった二人の方が編まれた靴下も見ることができて、感動しました。今まで、毛糸を購入して下さった方の作品を見たことがなかったので、どのような仕上がりになっているのかとドキドキしていました。しかも、「シャガールブルー」とか、「印象派の絵画のような色使い」など、とても素敵なコメントをいただき、背中がくすぐったくなりました。何度も、作品の靴下を見て、「フムフム、シャガール。なるほど、印象派」とニヤニヤしていました。この企画の記事にご興味のある方はこちらをお読みください。写真も見られます。

SOCKMANIAとの背伸びをしたビジネストークやCreemaでの好調な?売り上げで(なんと売り上げ商品数が100点を超えました!)、ちょっと自信がついたToison d'Or、手数料もCreemaより高く、しかもワールドワイド、今までしり込みしていたのですが、この度、Etsyデビューを果たしました。(興味のある方はこちらまで)

英語での説明や細かい設定事項などとても大変でしたが、何とか出店にこぎつけられ、ちょっとステップアップしたような満足感がありました。Etsyのアカウントをどきどきしながら見る一週間。あれだけ多くの人が参加しているEtsyで、素敵な毛糸の中に埋もれている私の毛糸を見つけてくれる人がいるのかと心配し、ちょっと諦め気分でいました。が、なんと昨日ドイツの方が購入して下さったのです。あまりの嬉しさにアドレナリンが大量に分泌され、なかなか夜寝付けないほどでした。話がここで終われば、めでたしめでたしなのですが、完璧からほど遠い私はまたもやミスをしてしまっていたのです。送料設定で、チョンボをしてしまい、相手の方に2重に送料を請求するという大失態。即謝りのメールをだしたところ、下記のような素敵なお返事をいただたのです。

謝ることありませんよ。ショップを始めたばかりでしょ?万全を期したつもりでも、実際にやってみると色々ミスが出てきてしまうのは、しょうがないことです。すぐミスを訂正したのだから、大丈夫。成功をお祈りしています。

Creemaでもそうですが、心ある人の優しい言葉は本当に胸に響きます。こういう喜びはEtsyやCreemaのように個人対個人のやりとりができる場ならではのもの。だから、こんなにも多くの人がこれらのサイトに登録をし、試行錯誤して作った作品を売り続けるのだろうと思います。素敵な物を作る楽しみだけではなく、その向こうに自分を評価してくれる人がいて、商品を通じてその人をぐっと近くに感じることができる。この表現しがたい連帯感は、買い手も感じているのだろうと思います。売り手ばかりがいてもサイトは成り立たない。買い手の方はきっと、この人を育ててやろうという気持ちになるのではないでしょうか。自分が購入した作家のショップの売れ行きがよくなれば、「俺のチョイスに間違いはない!」とフンと鼻を鳴らし、売れ行きが悪いと「俺はお前を理解している。日の目を見る日は必ず来る。ちょっと先行しすぎているだけさ」と慰めるためにポチっとする。

さあ、みなさん。私たちをたまごっちのように育ててください。エサをやるのを忘れずに。

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